株式会社リコー
代表取締役 会長執行役員 近藤 史朗 様
■ユニゾンとの出会い「大変ハードな研修?」今から15年ほど前、当時、私は複写機事業にコンバートされて間もなくの頃だったと思います。ユニゾンの研修レポートを目にしたのが、ユニゾンとの出会いでした。非常に興味深く読ませていただいたのを今も覚えています。
その時「ここってどんな会社なの?」「どんなことをしているの?」と周囲に聞いて回りました。複写機事業部系の管理者は、一通りユニゾンの研修を受けていたようで「大変な目にあったよ。」とか「講師に怒られて大変だった。」とか、耳にするのは、おおよそ良い反応ではなかったと思います。
「一体、どんな研修をするんだ?」とレポートの内容と相まって、ますます興味がわいたことを思い出します。
ある時、事業部長クラスの研修を行うことになり、いよいよ私もユニゾンの研修に参加することになりました。当時の気分は「怖いもの見たさ」に近いようなものだったと思います。相当に身構えて参加したことを、昨日のことのように覚えています。
■ユニゾンの研修・教育「これまでの研修と何が違うのか」それまで受けてきた研修や教育と何が違ったか?一言で言えば、「自分」という存在について考えさせられる研修や教育が今まであったか、ということです。
誰しも、自分が間違えたことをしているとは思っていない。いつも、最善を尽くしていると思っている。でも、それが最善ではないということがある、ということを知らせていただきました。
研修の中身に関して詳しくは触れませんが、例えば、ロジカルな思考法やビジネス戦略の立て方などは、「アプリケーション」に近いものだと考えています。
ユニゾンの教育は「プラットフォーム」、例えば、古くさく感じる言葉になるかもしれませんが、組織で活きるための作法や礼儀、コミュニケーションのあり様といったもの。
特に、リーダーとなるべく選抜された人材にとっては、身の処し方や心の処し方を鍛えるものだと思っています。
■ユニゾンに期待すること「ブランドを確立するきっかけとして」非常に難しいことですが、ビジネス人として信頼を得るための「器」や、自らに負荷をかける「意志の持ち方」を知り、活躍する人材を育成することを、ユニゾンに期待し、お願いしています。
結局組織で仕事をするということは、人との関わりの中で、その組織において役割を演ずることなのかもしれません。組織のメンバーとしての自分、リーダーとしての自分、経営者としての自分、それぞれの立場に求められている役割を演ずる。そのために必要な「自分」というブランドを確立するきっかけになる教育や研修を、ユニゾンにはさらに追い求めてほしいと願っています。